遊戯王ゼアル 第1話の謎(+感想的なものもあり)
遊戯王ゼアルを考察しながら感想を書いていきます
そういえば、ゼアルは1話と2話のみ1時間のスペシャルで放送していました。
うん、懐かしいね。やっぱり、1話だけでは解消されなくて、2話まで行ったのを覚えている。
私は、劇場版で冒頭10分を見せられてあまり何も感じなかったのですが、まぁ、そんなに番宣されてたら見るしかないじゃないの!
と思ったらハマってました。
まぁ、たいてい、前の作品がよかったら次の番組も見るもんだ。
遊戯王ゼアルは本当1話1話、丁寧なつくりをされていて、(それだけにストーリーの若干の破堤がいただけない)やっぱり、手塚プロのおかげだろうか、と思っていました。
子供向けだから、大人の私は相手にされてないのかな。等と思ったけど、後半、そんなの「杞憂」でしたけどね。
ゼアルは子供向けに擬態した「何か」です。
【悪夢にうなされる主人公】
悪夢にうなされて、ベッドから落ちる。ありがちなシュチエーションだ。
「皇の扉」はゼアルにおいて最も多くの謎を残したものだったのではないだろうか。
そもそも「代償って何(結局何も奪ってないとか言わない)」というのが
「『また』あの夢…」
ということは、何度も遊馬は見ていたことになる。
いつから見えていたのか、それとも、ずっと見えていたのか。
あまりにも描写が少ないが、一馬や未来から察するにずっと見えていたのだろうか。
この扉は、「皇の扉」、または、運命の扉とも言われる。
「皇の扉」さんは、実はここで扉を開けて一生おさらば。というわけではなく、最終話アストラルがトラップモンスターとして出され、破壊されるまで、遊馬の自意識を延々苦しめることになる。
ラスト以降、現れなくなったよね、君…(^^; いや、現れなくていいから。
この扉は、遊馬の「自意識の中」に存在する。
これがいわゆる、遊馬の「精神世界」だとしたら、遊馬の精神状態は「力の行きどころを封印したまま」だったということだろうか。
いやいや、全然かっとビングしてないじゃないか。そりゃ、負けっぱなしにもなるわ。
やっぱり、「皇の鍵」は必要だったんだよ!
文字通り、「皇の鍵」は「可能性の扉を開く鍵」であり、代償を必要とするとはいえ、やはり、開かなければならなかったんだ!
やっぱり、運命の扉の物語は自己の潜在意識を引き出すための儀式なんだ!(これは私の持論であるので、詳細は後日でも)
そういえば、原作遊戯王の闇遊戯の部屋の中は、もろそんな感じでしたね。あれで、どれほど考察苦労していたか(^^;
ちなみに、今回、それぞれのキャラの精神世界はそんなに難しくなくて、アストラルに関しても、98話でみたように、アストラルタワー(仮)が立っているだけでした。
難解なのは、遊馬だけです(多分)。
「皇の扉」考察は長くなるのでこのあたりにしておこう。続きは次回以降。
【九十九家の謎】
・家のすぐ近くにプラネタリウムがある。
・・・・・よく見ないと気付かないよ、これ。たまに九十九家がアップされるときに、出てくるので、おそらく何かあるんだろうな。
遊馬やアストラルがよく屋根に上って星を眺めるシーンがあるけれど、やっぱり、遊馬の家はハートランドでは結構高いところにあるらしい。
そのうえを道路が走っていたり、近くにビルが建ったりしているので、もう、ほとんどプラネタリウムは使われていないのかなとも思うが。
・九十九夫妻のラボ(ぽいところ)が三日月の形をしている。
ホープさんが、ムーン・バリアを使ったり、OPEDにも「月の描写」が多いので、「月」は何かゼアルと関係あるのかと思っていたが、それは、まぁ、後半のカイト戦まで待たないといけなくなりましたね。
結果的に、月とナンバーズの関係はわかりましたが、ホープと月の関係は分からずじまいでした。
誰か調べてください(おいっ)。
ま、地球を守る星が月、であるので、(月のおかげで地球が何度か隕石などを衝突を回避できている)などを鑑みると別にそこまで無関係ではありませんが、イマイチ重要なワードが出てこないのでつまずいているところがあります。
カイトは月だな、と思ったので、その路線で何か書くと思います。
・遊馬の部屋
これは後半明らかになるのだが、ボルダリングが部屋の半分にある。
・道路の謎
そういえば今回の町の外観を見ると、やたら道路が伸びてますね。
よく見ると、どのシーンも空に突き出した「道路」が見えます。
あれは「つながり」の意味なのか、それとも……。
ちなみに、全話にて、その「空に突き出した道路」を使ったキャラはあんまりいない。
シャークも路上走っていたけど、普通に横に建物作っていたしね。
印象に残っているのは、1期のⅢ戦で「工事中の道路」、2期のアリト戦で、「道路の遺跡」のような場所がでてきました。
Ⅲとアリトに関しては「工事中」、あるいは「遺跡」という、「行き詰まり」の意が近いと思います。
【シャークさんの謎】
今回の海馬瀬人ポジ、という名のライバルポジ。
とはいえ、後半二人で活躍するシーンもしっかり増えました。
多分、このころはまだ、ナッシュとか過去の記憶とか関係ない、普通の札付きでした。
彼の特筆すべきは、物語のキーとなる、エクシーズ召喚、および、ナンバーズ初召喚が彼のものとなったこと。
いや、なんでそうしたし……。
なんだかんだ言って、二重人格設定、自分自身が生贄気質、過去が王様だったりと、このキャラほど、原作遊戯王の武藤遊戯をリスペクトしたキャラも、いないんですけどね。
そういう意味では「もう一人の主人公」なのかな、と思ったりもします。
【九十九遊馬と神代凌牙の謎】
もう、最終話までのネタバレ含んで書きます。
九十九家と神代家、という二つの家がでてきます。
「姓名」とはそのまま「生命」をつかさどる。
では、彼らの「姓」、もとい、家柄には何があるのか。
九十九家。
文字通り、「付喪神」の力を持っています。
要するに、古いものにとりついた「もののけ」(カードとか?w)
それを示すように、遊馬の部屋(屋根裏部屋)の中には昔の遺跡のお面や埴輪などがいっぱい飾られている。
彼ら一家が冒険家であり、同時に大学で便を取っていた(チャーリー談)
一馬さんもアストラル世界に触れて、アストラル体になっていたりと、やっぱり、この家の方々、普通ではありません。
漫画版では遊馬は神官の生まれ変わりですが、もともと、神秘的な力を持つ家だったのではないでしょうか。
ちなみに、「九十九」は「つぐも」であり、字は「次百」と書きます。
妖怪も、99年ものにとりつき、百年目にして「神」として生まれ、命を得るのです。
だから、昔の人は99年持っていたものを100年目になる前に捨てました。
おいてあるものにもののけがつかないように。
ゼアルではこの99という数字、または100という数字を運命の数字、ナンバーズとして使役します。
ちなみに、NO.100は創造神ヌメロン・ドラゴンでしたね。
数字は99まで来て、実は0に戻るのです。100になってしまうと、自分の見る世界が変わってしまうから。
神になってしまうからです。
だから、九十九家の人たちは、1か0の間で苦しむことになるわけです。
「知らぬが仏」と言いますが、世の中、知らないこと、得ないことで救われることもあるのです。
例えば、前世の自分のこととか……(っあ)
神代家
シャーク、こと、凌牙、こと、ナッシュが、昔、1国の王であったことを知らない人はいません。
その末裔が彼ら(妹も含めて)であり、彼らは、指導者の家柄であることがわかる。
どこか、高貴で人を寄せ付けないところがあります。
「神代(しんだい)」とは「神々の時代」の意味です。
古事記や日本書紀でも出てくる神様がうめや増やせややっているあの時期です。
王とは神を宿し、それに基づいて政治を行っていたので、彼らもまた「神」の力を持った一族でした。
同時に、「神の依り代」とも読めるので、おそらく、彼らは「神様の依り代」(ドンのことですかね)としての役割を担っていることがわかります。
この二人の家の下に生まれたのが遊馬と凌牙です。
二人の共通として、「神様になれる立場」にいる存在だったのですね。
二人が同じ立場のものとして戦うのは運命づけられていたのかもしれません。
OPもすごいけど、地味にEDのエフェクトがすごい……。
ちなみに、僕クエストの歌手である、ゴールデンボンバーは、「女々しくて」がヒットして、この後4年間も紅白に出続けましたね。
むしろ、遊戯王ゼアルにドキドキするのは、僕クエストだからで。何かいろいろ掻き立てられるのですよ。
このドキドキがたまらねえんだよ。
しかも、遊馬がドット化したり、小鳥がお着替えしたりといろいろでした。
お金結構使ってやってるよなぁ…。
5D'sは結構最終作画が壊れていたので、ゼアルも期待できないなぁ、なんて思ってたらこれだもの。
昔は「ライディング・デュエル」とか「走るな」「走れよ」というコメントが流れていました。
このころから、遊馬は走ってばっかりでしたね。「馬」だけに。
そして、ラストの(特に意味のない)闇落ちフラグ。
というより、この作品自体、遊馬が闇に落ちていくばかりだから、ある意味、間違っていないといえば間違ってはいないのだけどね。
遊馬は振り返ってどう思うのだろう…。
結局、その設定がどこまで考えられたのかがわからず、結局、遊戯王ゼアルは伏線ぶん投げたまんま、回収しようとしているのかよくわからないですけどね。
そういえば、ここで、96話のあの「じゃんじゃじゃ~ん、今明かされる衝撃の真実~」の作画担当、瀬谷新二さんが担当していました。
もうそろそろ、瀬谷新二さんの名前も覚えてほしいけどな。
1話目がかなり暴走してしまいましたが2話からは少なくなると思います。
おつきあいくだされば幸いです。