遊戯王ゼアルの考察と謎

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模倣をやめた瀬人

【模倣をやめた瀬人…九十九遊馬

個人的には3勇士をこう称している。

遊馬…模倣をやめた瀬人
凌牙…千年パズルのない表遊戯
カイト…熱意のなき城之内


まぁ、人それぞれの解釈があると思いますが、これがベースですよ。

遊馬のタロットポジはおそらく「太陽」と「戦車」である。

昔、太陽って言ってたじゃないか、追加したのか! 
……そうじゃないんです。
いう、タイミング逃しちゃったのですよ。

そして、それを説明するのに瀬人さんかませないとうまくいかんのです。

個人的に「海馬」というと同じ名前に「モクバ」というキャラがいるので、基本私は「瀬人」か「瀬人さん」呼びです。


個人的に、海馬瀬人という人物はどういう評価かというと「ものまね」の達人なんです。

いやいや、別に「真似」することを否定しているわけではないです。

瀬人って、本当にわかりやすいのですが、近くにいる人を気にするあまりに、気づかぬうちに影響を受けるんですね。知らぬ間にコピーする。

そして、「俺はお前など認めん」などと言いつつ、実際の行動は、その人のコピーなのですから、面白いのです。

原作遊戯王は、ずっと闇遊戯をコピーしてました。闇遊戯が現れる前は、ずっと父のコピーやってました。

瀬人って、「狩猟タイプ」というか、目標を見つけたらどこまでも追い続ける。

まぁ、アニメ見た方だと印象が若干違うかな。個人的には、アニメと原作は別物としてとらえています。(アニメの瀬人は美化されすぎててね。別にそれもいいんだけどw)

ちなみに、「学ぶ」は「まねる」からきているんです。

瀬人の強さというのは「学ぶ」ことにあるのですよ。マネしながら、理解をし、そこから何かを得ようとする。

実際、瀬人の「他人のコピー」である「ソリットヴィジョンシステム」はそもそも遊戯から受けた罰ゲームが元でした。

負けたのもショックだったんでしょうね。それを現実化しようと考えた。

それが現在の遊戯王シリーズの基礎となる「映像化」となっているのです。

彼は「真似」だけではなく、しっかりと「進歩」という形で結果を残すのです。


実は人をコピーする能力って、そこから何かを学ぼうとする。

最近だとパクリ、だとかはあまりよくない、なんて話は聞きますが、将来の自分につなげるためであるならば、私は「真似」はどんどん認められるべきだと思いますね。

ただ、悪用はしちゃだめだと思いますが。

 

ところで、遊馬、君は何かを学ぼうとしたことがあるのかい?w


ここで遊馬の話をしていこうと思います。

瀬人からしたら、カイト同様「クズ」とか言われそうですがw

本当、遊馬は学ばない子です。忘れ物もする、カードを落とす。カード効果も忘れる。


じゃあ、さらに追撃をしてやろう。

実は、九十九家というのは、家族そのものが「情報を担う」一家である。

父と母は冒険家で「過去の情報を集め」ており、姉はニュース配信で「今の情報を集め」ている。

九十九家の強みはおそらくは「情報処理能力」の1点に限る。

遊馬、その能力ないんですよ。

……んで、その力がだれに流れているかって、それがカイトなんですよね。

カイトは後半、「情報の虫」と疑われるぐらいに走り回るキャラになっている。

一応考察は進めているけど、天城家はおそらく「軍人の系譜」、しかも、研究職ということもあって、カイトもまた情報処理能力は目を見張るものがあるんですけどね。

1回だけ遊馬と会っただけで、目的であるアストラルを導き出しているのですから。

その代わりに、遊馬は「人の心」の情報を得て戦っているので、別に問題ないんですけどね。
しっかりと受け継がれてるじゃないか。九十九家の能力。


…追撃じゃなかったw

 


瀬人のもう一つの強みは「一途」です。


遊馬を考察していて感じたのは、「あっ、この後ろを見ない、まっすぐさ」は瀬人を受け継いでいる。と思いました。

本当、瀬人も遊馬もあんまり振り返ることをしません。そういえば二人には「馬」の字がありました。

前、ニコニコ大百科のスレに「遊馬の『馬』の文字は、海馬からきている」というものがあったけど、個人的にそれって脈ありだな、と思いました。

海馬は記憶をつかさどる場所です。

ゼアルにおいても「記憶」がキーワードとなりました。

自分の道を突き進み、前を見てまっすぐ進み、単純で、人に流されやすい。そのくせ、見ている先はどこか遠くを見ていて、人の心が届かぬ顔をしている。

そういえば、遊馬もホープばっかり、瀬人もブルーアイズを愛している。そして、二人とも「光属性」とぴったり。遊星や十代もそれなりにエースモンスター以外出すよなぁ。とは思ってたけど。

確かに似ているところが多々あるなぁなんて思ってました。

二人の違いは、瀬人が「過去を否定し続ける」存在なら、遊馬は「過去を知ることがない」…要するに「無知」の存在であること。

それだけの「差」です。差別化できてよかった(をい)。


そうなると遊戯要素はどこへ向かったかって、きちんとシャークに引き継がれていた。

シャークは影の主人公やねん。と個人的には感じている。特にシャークの過去編は、完璧に「古代の記憶」編のオマージュです。あれ、凌牙をナッシュにする儀式として描かれているんですけどね。

そこは一応解説しているので気が向いたら見てみてください。

 

 


……これ、うすうす気づいているので言っちゃっていいのかな。

言っておくけど、「外れる」と思うから、当てにしないでおいてね。


鍵…遊馬…瀬人…ロード…ブルーアイズ……う~ん、頭が痛くなってきた(^^;


SEVENSでオーティスに「鍵を探せ」と出たので「また鍵か」と思っちゃったのが私なんです。

ゼアルにおいて「鍵」とはアンク…生命の輝き。そして、「人の心を暴く」力。個人的にはそう定義しています。

まーた、この話が来るのか。

 

瀬人といえば「果てなく続く俺たちのロード」……ロード……あっ。

ロード=瀬人、鍵=遊馬 といえばわかるかな(わからねえよ)。


まーた、瀬人が悪さするのか。(本編に出るというわけではないけど)。

だって、1話でブルーアイズが出てきてるじゃないですか。

いやいや、なんで「ひ孫作品」(ゼアル、セブンス)は、瀬人さまがでしゃばるんだろうなぁ。別に瀬人が嫌いではないけど、どこかしら影響を与えるのが瀬人さんなんですよね。

でも、遊我は発明に関しては完全に瀬人気質なんですよね。今度はどう悪さをするんだろうな。